- 調合
ガラスの原材料を正確に計り、ミキサーでムラがなくなるまで混ぜ、溶解のためのガラスの材料を作ります。
- 溶解
スコップで溶解炉のるつぼに入れ、12〜15時間かけて全体に1300℃になるまでゆっくりと溶解します。そうすることで気泡がとれムラのないガラスができます。
- 巻取り
ボウトウと呼ばれる長い鉄の棒でるつぼの中の溶けたガラスを巻き付けながら大きくします。ある程度の大きさになったところでリンと呼ばれる鉄のボールで形を整え、もう一度、溶解炉のガラスを巻き取りながらより大きな塊になるように巻き付けます。
- 棒引き
レンと呼ばれる耐火煉瓦と耐火材でできたレールの上に巻取ったガラスを同じ太さでまっすぐに引き流していきます。みるみるガラスの温度が変化し、その状況に合わせ一気に引かなくてはなりません。まさに職人芸のなせる技です。
- 切断
溶解したオレンジ色のガラスも温度が下がりみるみるガラス本来の透明な輝きのある色合いが浮かび上がってきます。レンの横でヤットコを使ってリズミカルに同じ長さに切断させ、ガラス棒が出来上がります。
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花瓶、食器、アクセサリー
さまざまに形を変え
ガラスに新たな息吹を与えます
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